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日本円を銀行に預けていることも立派な投資!?

皆さんは投資というと何を思い描くであろう。

多くの人は株を買ったり不動産を買ったり、金を保有したり、
現金を何かに替えて保有した場合、それを投資と呼んでいるのではないだろうか。

しかし、それだけが投資ではない。

例えば日本人がドルやユーロで外貨預金をしているとしよう。
外貨預金は多くの人が投資だと認識するのではないだろうか。

では、全て日本円のまま銀行に預金しているとしよう。
これは投資と認識しない人が殆どなのではないだろうか。

例えばニューヨークに在籍しているアメリカ人が、ドルの一部を日本円に替えて保有していたら
これは投資と呼べるのだろうか。

ではその彼が100%ドル保有だったら。
住んでいる国と通貨で関係あるの。
1通貨100%保有とある程度を外貨で分散。
これって比率が違うだけで概念は同じじゃないの。

様々な疑問が出て来るであろう。

結論を言うと、日本円のまま、銀行に預けていようが、タンス預金でしまっておこうが
あなたは立派なポジションを保有し投資をしているのと同じことになる。

何故ならば日本円の価値が上がれば価値は上がるし、下がれば価値も下がるからだ。

海外旅行がわかりやすい例。

貯金が100万円あったとしよう。1ドル100円であれば10000ドルに替えることが出来るが、
仮に1ドル200円だったら5000ドルにしか替えられない。
たった半分の価値に目減りしてしまったということ。

こういう話をすると、私は海外旅行に行かないとか、たまに海外旅行に行ったときに
多少損をするくらい良いなどとわけのわからないことをいう人がいるが本質はそういうことではない。

日本円が著しく下落するということは、海外からの仕入れ品が大幅に値上がりするということなのでもある。

ガソリンなどが良い例。
食料品なども多くが輸入品。

下記は各国の外貨準備高のランキング。
米ドル    63.8%
ユーロ    20.5%
ポンド    4.7%
日本円    3.8%
カナダドル  1.9%
豪ドル    1.9%

ドルが基軸通貨と呼ばれる所以がご理解いただけたであろうか。

日本は少子高齢化を中心に企業の衰退化、産業が生まれていない、IT化への遅れ、
製造業から脱却出来ない。ベンチャー企業が生まれにくい体質など、多くのリスクを抱えている。

将来円高になるのか、円安になるのか。
正直なところそれは誰にもわからない。

しかし、歴史を振り返ると、経済破綻に陥るような国の通貨は総じて安くなっている。
アジア通貨危機やロシアのルーブル、アルゼンチン、ジンバブエドルなど。

極端な例だが、ジンバブエドルなどはパン1個を買うのに数百万積まなければならない事態となった。

ではどうすればいいのか。

1通貨100%保有ではなく、上記の表で見たように世界で信任の高い通貨に少しでも割り振っておくことが賢明。

しかし、外貨預金は手数料も高くあまりお勧めはできない。

一番簡単な方法は海外株の投資信託を円建てで保有すること。
日本円で購入できるが信託会社が勝手にドルに替えて運用するので
円安ドル高局面では値上がりという形で反映される。

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