現実的で着実な、誰にでも出来る資産形成のすすめ。セミリタイヤの夢を見よう。

資産形成も勉強が必要です。一緒に金融リテラシーを高めましょう。

時代を意識する力を身に付けよう

考え方や行動、適切な選択というものは時代と共に変化していく。
それが普通だ。

原始時代に必要な能力は、強靭な腕力と速く走れる足だったかもしれない。

近代においては、腕力や走る力よりも読み書きの能力が高い方が重要な場合が多い。

それでは、現代においては何が重要か。

現代は情報化社会だ。情報におけるアクセスが非常に早くなり、
その気になれば世界中と繋がることが出来る。

そして変化のスピードは数十年前と比べて加速度的に早くなっている。

それなのに、親の世代と同じ考え方はしていないだろうか。
子供のころに教わった知識はまだ役に立つのか。

私は子供のころ、郵便局にお金を預ければ10年で2倍になると親から教わった記憶があるが、
今では10年でどのくらい増えているのだろうか。

例えば、日本の現状はどうだろう。

昔は人口が増え、高度経済成長期であり、物は作るだけどんどん売れた。
土地や家の価値もどんどん上がった。もちろん給料もかなり上がった。
会社は終身雇用だった。安定した会社は殆ど潰れなかった。
このような一昔前の時代と比べて今はどうだろうか。

人口は減り、少子高齢化は進み、物は売れず、土地や家の価値もどんどん下落する。
給料は上がらず、会社はリストラもあるし、大企業だって倒産する。
そんな時代だ。

大きく異なる点ばかりではないだろうか。

であるにも関わらず、右肩上がりの時代の考え方を変えていない人が本当に多い。

まず住宅。
35年ローンで、新築の住宅を右へ習えで購入する。

土地や家は殆どの場所で大きく下落するので売却はもうできない。
会社も年金も将来どうなるかわからないのにそんなに長いローンを組んでしまって大丈夫なのだろうか。

昔は土地は値上がりし、給料も伸び、会社も安定していた。
今はそうではない。

年金だって今の基準で考えていないだろうか。

少子高齢化は進み、我々の老後は今の時代の老後よりも悲惨な可能性は高い。
それなのに、今と同じような年金額が支払われると考えているのだろうか。

漠然と不安には思いつつも、結局何もしない人が多いのが現実なのではないだろうか。

そんなこといっても何をしていいかわからない。
色々調べるのも面倒くさい。
みんながやっているから大丈夫←根拠なし。

昔やっていた「ドラゴン桜」の桜木先生が第一話でこんなことを言っていた。


社会のルールは頭のいいやつが作っている。

よって、そのルールは頭のいいやつに都合のいいように作られているってことだ。

逆に都合の悪いところはわからないようにうまく隠してある。

だが、ルールに従う者の中でも賢い奴は、そのルールをうまく利用する。

例えば税金、年金、保険、医療制度、給与システム。

みんな頭のいいやつがわざと分かりにくくして、
ろくに調べもしない頭の悪いやつから多く取ろうという仕組みにしている。

つまり、お前らみたいに頭を使わずめんどくさがってばかりいるやつらは、
一生騙されて高い金を払わされ続ける。

賢い奴は騙されずに得して勝つ。
バカは騙されて損して負け続ける。
これが今の世の中の仕組みだ。

面倒くらいことを放置すると大抵それは将来もっと面倒くさくなり降りかかってくる。

日本人は特に、みんなで中流思考というのが大好きだ。
これまではそれが成り立っていたかもしれない。

しかし、貧富の差は年々激しくなっている。

このままでは一部の裕福な人と少しの中流層、多くの下流層となる可能性が高い。

みんなと同じことをしていれば安心という島国、村社会特有の思考から早く脱却することが必要なのだ。